41歳 体外受精 妊娠の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
病院で不妊治療をしているが、41歳となり中々うまくいかないため、漢方薬を併用したいということで来店されました。また2年ほど不妊治療のため病院通いをしているが、採卵することも難しく、卵子が育たない状態のようです。
またイライラしやすくなったり、便秘気味で、体も疲れやすく夜は眠りが浅いそうです。
ホルモン検査の結果
FSH 18.35
LH 9.79
E2 28.03
41歳 女性
中国医学的に考えますと『気血両虚』『腎虚血瘀』の状態と考えられ、体力や「血」を補っていくような漢方薬や「血」の巡りを良くしていくような漢方などをお渡ししました。
1か月ほどして夜も眠れるようになり、体調は良くなってきているそうです。2か月目に再度ホルモン検査をして、
FSH 9.0、E2 70とのこと。
この結果からも卵巣機能がシッカリしてきたのではないかと考えられました。
体調も整い3か月ほどして、子宮内膜も11㎜、卵子の大きさも20.2㎜と良くなられております。このうち2回採卵をされて、1回目は1つが初期胚で成長が止まった状態とのことでした。2回目は胚盤胞にまで育つようになりましたが、妊娠には至りませんでした。3回目も胚盤胞にまで育ち、判定日になり陽性反応が出ましたという報告を受けました。
漢方を初めて9か月ほどで体が元気になり、結果的に41歳で初めて妊娠することができましたと喜ばれております。妊娠が分かったので、妊娠中でも飲める漢方を引き続きお渡ししました。
妊娠が分かっても出産までいかないで流産されてしまう方もいらっしゃいますので、体力や「血」を補っていくような漢方や妊娠中でも飲める漢方などが必要になると思います。
体が疲れやすくなったり、重たいものを持つことが多くなりますと流産されてしまう方もいらっしゃいます。妊娠したからと言って特別、何かをしなければいけないということはありませんが、疲れがたまりやすくなると赤ちゃんに負担がかかることもあります。
そのため、しんどい状態が続く場合は無理をせずにゆっくり横になって休んでくださいね。現代医学と中国医学のお互いの長所をうまく利用して、元気で健康な赤ちゃんが産まれてくることを祈っております。
いろいろ試してうまくいかない方は、ぜひ、ご相談くださいね。
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